６月第22回女性経営者全国交流会in広島

６月13日、14日広島市にて女性経営者全国交流会が開催されました

毎年６月に全国各地で開催されるこの交流会は年を追うごとに男性会員の参加も増え、半分近くになる勢いです。男性会員はほぼリピーターと口コミで女性経営者全国交流会のファンになっております。

１日目は７つの分科会に分かれて勉強

01愛知同友会　株式会社yu ko-ne代表取締役越野裕子氏
大きな負債を抱えながら、出産・育児の傍ら起業。経営するレストランで、働きたくても働けない若者や起業を志す女性の支援、食ブランドに挑戦。「地域と共に」を模索し続けた実践報告でした。

02岡山同友会　有限会社田中製作所代表取締役門田悦子氏
父が創業した会社を手伝い始めた頃、バブル崩壊。悪戦苦闘しながら幾多の危機を乗り越え、社員の要望で社長に就任。社員の信頼を得て、業績を回復をさせたのは、前職である看護師時代に学んだナイチンゲールの教え「エビデンス」の重要さ「労使見解」でした。

03北海道同友会　株式会社テックサプライ代表取締役幡優子氏
※詳細は５月報告をお読みください

04京都同友会　株式会社藤大代表取締役藤田大子氏
「女性パートが中核社員！」日々の交流から社員の悩みを把握し、多様な働き方に反映。経営者・社員間で形成された絆が会社を成長させるけん引力になっているお話を報告。

05新潟同友会　有限会社エムズグラフィック代表取締役樋口由賀利氏
出産を経て、独立した後、仕事量が増え、出産・育児のために離職した仲間を呼んで会社組織となっていきます。しかし、10名を超えた頃コミュニケーションにズレが生じ、利益もマイナス、人も辞めていく状況に。同友会に入会し、経営指針を学んで気づいたことを実践し、V字で成長している報告です。

06広島同友会　NPO法人尾道空き家再生プロジェクト代表理事豊田雅子氏
10月のさくら代表藤井直美氏・有限会社浪漫珈琲代表取締役会長神原栄氏
人口13万人に対して、年間680万人観光客が訪れる尾道。昔は海運で栄えた街も時代の流れと坂の多さから生活で不便で空洞化や高齢化が進み、空き家も増えていました。そんな中「尾道を元気にしたい！」という想いの女性が県外から集まり、空き家再生、移住者の支援、商店街の再興などに取り組み、地元の浪漫珈琲会長も賛同し盛り上げていきます。地域づくりの３人から学ぶ実践報告です。

07兵庫同友会　はみんぐふる社会保険労務士法人みやこ事務所代表藤原都子氏

準備会を経て2018年１月に兵庫同友会女性部設立（再開）に至りましたが、道のりは決して平たんなものではありませんでした。考え方の違い、「女性部っているの？」という男性会員の意見など感情論ではなく、同友会理念に沿った理論で一つひとつ壁を壊して行ったといいます。輝く女性経営者が共に育つ環境づくりを目指しています。

２日目は記念講演

NPO法人工房おのみち帆布

広島同友会会員で訪れた帆布製造工場。男性会員からは時代的に斜陽産業という感想があったものの、女性会員は、「尾道のイメージにピッタリ」と尾道土産にしよう！と女性部同士で資金を出し合い起ち上げました。現在では、豪華列車「瑞風」のアメニティグッズ、パリの老舗デパートなどで扱われるようになりました。しかし、そこに至るまでには創意工夫と若者を巻き込み、また尾道の人の温かさ同友会男性会員からの支援、行政までも巻き込むエネルギーで年商約１億になるまでとなったお話は壮大な物語で素晴らしいものでした。

来年2020年６月18・19日「新潟」で開催となります