2021年11月例会&望年会報告
久しぶりの会場参加あり、会食ありのハイブリット例会となりました。
例会テーマを「どう変わる?私たちの暮らしと働き方
未来社会への経営準備~中小企業におけるDX導入の進め方」と題し、
株式会社富士通 首席エバンジェリスト 中山 五輪男氏にご講演いただきました。
私たち女性経営者部会では下記のような活動方針を指針に例会企画を行っておりますが、今回の例会内容は次の1~3の方針全てを網羅した内容であったと思います。
【女性経営者部会活動方針~2021】
- 時代の変革期をしなやか生きる未来志向を身につけよう!
- 時代の変革期をたくましく生きるデジタルテクノロジーを学ぼう!
- 時代の変革期を共に生きる信頼できる仲間をつくろう!
世界における今の日本の現状。デジタル先進国にすっかり遅れをとっている私たちの国、日本。各国の映像を見ながら90分という時間がとても短く感じる刺激的な内容であり、想像を超えるスピードで変化している他国の状況に驚きを隠せませんでした。
中国の公道を完全無人運転でお客や荷物を載せて走る車。調理から接客まで、完全無人のレストラン。アフリカに流れ込む中国マネーなど
中山氏は、多くの中小企業経営者がDXを間違えて捉えている。今皆さんが行おうとしているDXは本来のDXとは意味が違い、それらはデジタイゼーション(アナログをデジタルへ)もしくはデジタライゼーション(データ活用によるプロセス全般のデジタル化)であること。DXデジタルトランスフォーメーションとは、社会全体に影響を与えるデジタライゼーションのことなので、そう簡単に皆が出来ることではなく、我々中小企業がデジタルを取り入れ日常業務の効率化を推進して行くに当たっては、先ず自社の現状がどのレベルにあるのかを確認し、デジタイゼーションから始めるのが成功へ繋がる。
自社の現状確認方法として、ダウンロードできる資料(デジタル革新 利用シーンレベル全集」と検索)情報も教えていただきました。
DXに限ったことではないですが、なんでも成功させるには現状を把握したうえで段階を踏みながら進むことが大切。なぜそれを取り入れる必要があるのか、取り入れて何ができる様になり、何をしたいのか。理念の共有、企業文化の構築ということが一番重要だということです!
理念経営、同友会の学びと通じますね。日頃から人を大切にする経営を学んでいる我々にとって、人を幸せにするために本気でDXに取組んでいかなければと改めて感じたお話でした。
参加された方からは「初めて知ることも多く、情報の多さに頭の整理が追い付いていない状況です。」と感想が出るほど、本当に情報盛りだくさんの講演会でした。
講演会後の望年会は、コロナ対策の為30名の定員を設けましたが、講師の中山氏も参加する中で、久しぶりに会う仲間と楽しい時間を共有することが出来ました。
2021年11月26日(金)18:00~札幌パークホテル エメラルドにて講演会
19:45~札幌パークホテル パーククラブにて望年会
講演会参加人数:45名(会場参加:33名 ZOOM:12名)ハイブリット開催
望年会参加人数:コロナ感染対策として定員30名にて開催