2023年7月ランチ例会のご報告

女性経営者部会では、7月1日にオープンランチ例会を開催致しました。

講師は、中国の思想家孔子の 76代目子孫の孔　佩群(こう　はいぐん)様で例会2度目のご登場となりました。

孔 佩群(こう はいぐん)様と中野女性部会会長

論語を広く伝えたいという使命感から中国より2001年に来日。子育てをしながら独学で日本語を学び、日本の教育現場や栃木県「足利学校」にて論語活動。2016年以降、論語の町にしたいと願う登別市長の思いに応え、登別市役所に勤務しながら、市内の子どもから高齢者に論語教室開催。

今回は「論語と風水を学ぶ」というテーマで、孔子の数多い教えを弟子が竹に書いて伝えた「竹簡」や中庸を説明する「宥座之器(ゆうざのき)」を実際に持参し見せて頂きました。欲張って水を入れ過ぎると容器が溢れてこぼれてしまう素朴な現象を使い、2500年前に孔子が陰陽の調和を大事にする「中庸」の考えをお話下さいました。
論語の大切な言葉「仁・義・智・信・礼」や、親孝行の大切さ、徳のある人間は孤独にならない、人に万能を求めないなど、経営者にも必要な心構えをお伝え頂きました。

改めて孔子について勉強

「宥座之器」
水を入れ過ぎると容器がひっくり返り理想の状態ではない。中庸が良い。

栃木県足利学校にある「宥座之器」

今回はリクエストにより風水にも触れて頂き、住む環境・職場環境を整えることで運気が開花するという考えから
四神相応(しじんそうおう)に触れて頂きました。
四神相応は、大地の四方の方角を司る神様で、東の青龍・西の白虎・南の朱雀・北の玄武に守られているという古代中国思想です。

これに基づき、観賞植物の置き方を示してくださいました。
・仕事・出世・事業などの運気をアップしたい時、北西の方角に置く。
・家族円満したい人は南西に置く。
・お金を増やしたい時、西に置く。

あっという間の１時間で、人の人生の見通しとなる哲学を、柔らかい表情で見事にお話下さいました。足利学校の巨大な孔子像にお顔がそっくりな佩群先生。いにしえの古代中国にタイムスリップしたかのような貴重なひとときとなりました。

孔 佩群(こう はいぐん)様
中国の思想家孔子の 76代目子孫です。

講義のあとは、会場のクラブチャイナのお料理を楽しみながらゲストを含む会員の皆様の笑顔が素敵でした。

例会幹事　明楽みゆき